顔にあるツボを刺激する事で、簡単にスキンケアが出来ることをご存知でしたか?
今回は美容ドリンクを飲む事以外で、美肌に効果的な顔ツボをご紹介致します♪
Contents
顔ツボの位置と効果、顔ツボの押し方って?
顔だけではなくツボを押す事は、東洋医学に基づくマッサージの方法です。
東洋医学では体内を流れる生命エネルギーを「気」、血液の「血」、それ以外の「水」の3つのバランスをはかりカラダを内側から整えようという考え方があります。
私たちの体中にあるツボを刺激する事で、体全体の滞った血液や体液の流れが変わり、そして、流れが変わる事によってむくみや、しわなどのお肌トラブルを解決する事ができます。
顔にあるツボを刺激する事で、貯まった老廃物や血液が流れやすくなり、凝り固まっている筋肉もほぐれるので、顔全体の血行が良くなり、顔色もそれによって良くなります。
更に、マッサージ効果によって、顔全体が引き締まり、だんだんとシワが目立ちにくくなり、スッキリとした小顔にもなれます。
お肌トラブル別に効く!?ツボ押しガイド!!
たるみ、むくみ
頬車(きょうしゃ)
左右下あごの角の所で、歯を食いしばると盛り上がる場所。
血流を促し、むくみの解消や小顔効果が期待できる。
廉泉(れんせん)
あごの先端の真下らへんで、喉仏の上にある横じわの中央の場所。
顔の代謝や循環改善が期待できる。また消化器系にも利くので二日酔いや車酔いにも効果が期待できる。
顴髎(けんりょう)
目尻からまっすぐ下に引いた線と、頬骨の下のくぼんだ所が交わる場所。
頬の筋肉を支える土台の所なので頬のたるみ改善の効果が期待できる。
四白(しはく)
瞳の真下で、小鼻の横の所。親指1本分下らへんのくぼんでいる所。
リンパの流れを促し、顔のたるみやむくみ、目の周りのくまを改善する効果が期待できる。
くすみ
迎香(げいこう)
小鼻の外側で、横にある少しへこんだくぼみ。
老廃物を排出し、くすみの改善やほうれい線を予防する効果が期待できる。
印堂(いんどう)
顔の中心線上で、左右眉頭の中間。
目の疲れやくま、くすみ、頭痛にも効く効果が期待できる。
承漿(しょうしょう)
下唇の下のくぼんでいる真ん中。
口元のたるみ予防の効果が期待できる。
しわ
地倉(ちそう)
口の端の外側で、法令線を下に伸ばした時に交わる位置。
口周りのしわやほうれい線の改善の効果が期待できる。
目の疲れやシミ
絲竹空(しちくくう)
眉毛の端の少しくぼんだ所。
色素沈着を改善する効果が期待でき、シミに良い。目の充血や結膜炎、頭痛などにも効果が期待できる。
太陽(たいよう)
目尻と眉尻の真ん中からやや後ろ側にあり、少し骨がくぼんだ所。
側頭部の血流を促し、頭痛や眼病予防の効果が期待できる。
睛明(せいめい)
左右の目頭の約2mm外側で、鼻の付け根との間にある。
眼精疲労による充血や炎症に効果が期待できる。目の周りにハリを与えます。
瞳子髎(どうしりょう)
目尻から1cmほど横、ややつくぼんだ所。
目の充血や目尻のシワ、クマに対して効果があると期待できる。
攅竹(さんちく)
眉頭の少しくぼんだ所。
頭痛や眼精疲労に効果があると期待できる。
花粉症
上迎香(じょうげいこう)
小鼻の脇のくぼみ。
鼻炎など鼻の疾患全般に効くので花粉症にも効果が期待できる。
上星(じょうせい)
額の中心から少し上にあり、髪の毛の生え際から少し上の位置。
目の痛みやめまい、鼻づまりに効果があると期待できる。
ツボを押す時のポイント!!
顔にあるツボを刺激する時は、体と違い、強くやり過ぎるとかえってお肌を痛めてしまう事がありますので、「ゆっくり」「やさしく」刺激する事が基本です。
長い時間、強い力で刺激をしてしまうと逆効果なので注意しましょう。
また体調が優れない時や顔にニキビや何か傷がある時は、ツボ押しを中止してください。
~ポイント~
指の腹で優しく息を吐きながらじんわりと押しましょう。そのまま3秒ほど押し続け、3秒かけてゆっくりと離します。
1か所のツボにつき5回程度繰り返します。
「爪を立てる」「ぐりぐりと押しまわす」のではなく、ゆっくりと「押す」。
風呂上りや洗顔後のスキンケアが終わってから行った方が効果的です。
寝る前にツボを押した後は、コップ1~2杯の水を飲み、体全体への水分補給を行いましょう。
ツボの位置は人によって異なりますので、自分の体調に合うツボは押して探しましょう。
~ツボの場所~
痛みを感じる場所や過敏に反応する場所
皮膚の下にしこりがあるように感じられる場所
皮膚が板状に張っているように感じられる場所
くぼみのように感じられる場所
などがあなたのツボとなります。
【毎日1分】4か所のツボでスッキリ美肌に!!
色々な顔にあるツボをご紹介致しましたが、ツボ押しは毎日コツコツと続けなければ効果が出ません。
こんなにたくさんのツボがあると、どこのツボを押せばいいか良くわからない、面倒くさそうという方も当然いらっしゃると思います。
そこで、毎日たった1分間、4か所のツボを押す所から始めてみてはいかがでしょうか。
- あごのたるみを予防し、消化を助ける廉泉(れんせん)
あごの先端の真下らへんで、喉仏の上にある横じわの中央の場所。 - 口もとのたるみを防ぐ承漿(しょうしょう)
下唇の下のくぼんでいる真ん中。 - 顔全体の血流を促す頬車(きょうしゃ)
左右下あごの角の所で、歯を食いしばると盛り上がる場所。 - 血流を促進し筋肉にハリを促す太陽(たいよう)
目尻と眉尻の真ん中からやや後ろ側にあり、少し骨がくぼんだ所。
この4か所を、朝のメイク前や夜のクレンジング後にゆっくりと押してあげましょう。
毎日続けることによってお肌も表情もイキイキとしてきます。
顔にあるつぼ押しを行う時は、「指のはらでゆっくりと押してあげる方法」と「綿棒を使ったツボ押し」を提唱している先生もいらっしゃいます。
「美容鍼」の考え方に基づき、綿棒を使ってツボを刺激するというものです。
綿棒を使う事によって清潔にでき、「美容鍼」と違って手軽に誰でも家庭で出来る点が魅力的です。
顔は手や足と違って、お肌がとても敏感で体の疲れが出やすい場所です。
疲れているなと感じた時は、ちょっと手を休めて顔ツボを刺激してあげて、リンパと気の流れを整えてあげましょう!
もちろん美容ドリンクも忘れずに♪